自分でタイルカーペット張りのカットは可能か｜床のプロとの違い

自分でタイルカーペットを貼るのと、床の職人が貼る場合はどこが違うのか。
タイルカーペット張り作業は素人でもできる？

単純に四角い部屋であれば素人（自分）でも難しい事はない。

下の写真の様に施工に伴う金物取り付けや、その他に広範囲な下地処理が必要な場合は別です。

プロに要求する技術といえば周囲の切り込みが主であり、かべ際（カット部分）に接しない場所は置くだけなので素人でもできる。糊（のり）ひきもローラーを使えば決して難しくはない。

注意点は糊ひきの前に、貼り初めの位置から突き当りの壁面まで曲がらないよう直線（墨出し）を引かなければならない事。

便利な事に素人のタイルカーペット貼り方など、基本的な作業は複数の動画サイトで観れる。

上の図のように色のついた部分はカットの必要がなく、置いていくだけなので素人でもで貼れる。

周囲をカットする際、1枚のタイルカーペットにおいてカットする部分が一辺ならなんとか可能だが、二辺、三辺（L型やコの字型等）以上となればある程度カット方法（切り方）を習い受ける事とそれに経験が必要となる。

床貼りプロが使用する道具（パーキリと呼ぶ-写真）に一辺のみをカットする物はあるが、その道具も使用したことのない人がいきなり使っても上手くはいかない。

他の床材にフロアタイル（塩ビタイル）があるが、貼り方はタイルカーペットと同じ。
ただ、フロアタイルはパーキリの施工には使用できない。

内装屋にその周囲のカット作業だけを依頼してもほとんどがお断りとなるであろう。もし業者が依頼を請けたとしても想像以上に割高になる。

実際お客様が、周囲カットだけのためにタイルカーペット施工依頼をしているのだと考えれば、我々床貼り業者は料金面で少しでもお客様に還元する必要はないのか。

当店はそれらを踏まえてタイルカーペット張替えの料金の設定を行っております。